ピックアップ|摂食障害・拒食症・過食症

虫歯ではなく、もしかすると
「酸蝕症」かもしれません

虫歯ではなく、もしかすると「酸蝕症」かもしれません

最近、若い女性を中心に「摂食障害」を患う方が増えているのをご存知でしょうか? 摂食障害とは、食行動において重篤な障害を招く精神疾患の一種のこと。この摂食障害は、「歯」にも大きな悪影響をおよぼす可能性があります。こちらのページでは、「徳島審美歯科センター」が、摂食障害をはじめとするさまざまな理由によって発症する「酸蝕症(さんしょくしょう」についてご説明します。

摂食障害とは

食行動が極端に偏ってしまう摂食障害は、「心の病気」のひとつです。極端な食事制限(拒食症)や過度な量の食事摂取(過食症)などをともない、それによって健康面にさまざまな問題が引き起こされるため、深刻な社会問題となっています。

摂食障害とは

きっかけは行き過ぎたダイエットや自信を失うような経験、コミュニケーション不全などとされていますが、これといった原因は解明されていません。「極端なやせ願望」や「肥満への恐怖」などが摂食障害を招く心理的理由と考えられており、多感な時期である思春期に発症しやすいと言われています。

摂食障害が招き得る「酸蝕症」

「酸喰症(さんしょくしょう)」って何?

「酸喰症(さんしょくしょう)」って何?

皆様は、「tooth wear(トゥースウェア)」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか? tooth wearは、虫歯でもないのに歯の表面が溶けたり欠損したりする症状のことを指し、虫歯や歯周病に次ぐ歯の疾患として注目されはじめています。

酸蝕症は、「磨耗症(まもうしょう:ブラッシングによる歯の摩擦・欠損)」「咬耗症(こうもうしょう:歯ぎしりや食いしばりなどによる歯の摩擦・欠損)」「アブフラクション(異常な噛み合わせによる歯のくさび状欠損)」と並ぶ、tooth wearの一種。虫歯のように細菌がつくり出す酸が原因ではなく、酸性の食物などが原因で歯が溶けてしまうのが特徴です。

実は生活習慣病! 酸蝕症の原因は?

実は生活習慣病! 酸蝕症の原因は?

歯の表面にあるエナメル質は、口腔内が「pH5.5」以下の強酸性になると溶け出す性質があります。通常、溶け出したミネラル分は再石灰化(溶け出したミネラル分がだ液の力によって再び取り込まれ、修復される作用のこと)によって元に戻るのですが、常にお口の中が酸性度の高い状態だと再石灰化が間に合わなくなり、酸蝕症の発症へとつながります。なお、酸蝕症では、主に次のケースがお口の中の酸性度を高める理由となっています。

  • 酸性が強い飲食物の習慣的な摂取
  • 嘔吐を繰り返す過食症(摂食障害)や胃酸が逆流する逆流性食道炎といった疾患
  • 酸や酸となる物質を扱う業務に携わっている
酢や柑橘類の取り過ぎは要注意

酢や柑橘類の取り過ぎは要注意

グレープフルーツやオレンジなどの柑橘類をよく食べる、あるいは、健康のために黒酢ドリンクをよく飲むという方はいらっしゃいませんか? どちらも身体によいとされるものなので、積極的に摂取したいところですが、これら酸性食品は酸蝕症の原因になることがあります。またそれ以外にも、私たちの周りには酸性食品や飲料がたくさん存在します。酸蝕症予防のためにも、まずは酸性度の高いものを把握しておくことが大切です。

酸性度が高い飲料って何?

酸性度が高い飲料って何?

果物や野菜は酸性度が高い傾向にあります

果物や野菜は酸性度が高い傾向にあります

酸蝕症の治療と予防法

酸蝕症になってしまった場合は、インレークラウンなどを使って溶けてしまった歯を補います。審美歯科治療を得意とする徳島の「浜口歯科」では、患者様のご希望に沿って、ご自身の歯の色調に近いセラミック素材を使用し、機能面も審美面もご満足いただける治療をご提供しています。

酸蝕症の治療と予防法

ただし、酸蝕症も虫歯と同じで、初期段階で治療を受けること、あるいは予防をすることがより重要なのは言うまでもありません。予防の仕方は、酸蝕症になった原因によって異なります。過食症や逆流性胃炎が原因の場合は、まずはそれらの疾患を治すこと、職業的なことが原因なら、できる範囲で職場環境を改善してもらうことが重要です。また、酸性の飲食物の過度な摂取が原因の場合は、摂取の仕方を工夫する必要があります。

Dr.ハマグチのワンポイントアドバイス!

Dr.ハマグチのワンポイントアドバイス!

「酸性の飲食物の摂取」が一因となる酸蝕症ですが、酸性のものが発症リスクを高めるからといって、いっさい口にしないというのは考えものです。「あれもダメ、これもダメ」では、せっかくの食生活がつまらないものになってしまいます。次のような工夫なら、気軽に実行できるのではないでしょうか?

  • 酸性の強いものを口にした後は、水や茶で口をすすぐ(うがいをする)
  • 再石灰化の手助けをしてくれる牛乳やチーズなどの乳製品を合わせて摂取する
  • 糖度の高い、もしくは酸性の強い食べ物をちびちびダラダラ、長時間摂取しない
  • 酸蝕の負荷が大きい食後すぐの歯みがきは控え、20~30分ほど経ってから行う

酸蝕症で変色してしまった歯定期的にPMTCを受けて改善していきませんか?